アコーディオン弾き 岩城里江子のブログです。
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飽きる
舞台も三日が過ぎ
今日明日で終わりですが
大きなテーマがぽこっと目の前に。

とかく3日坊主のわたしです。
今回5日8公演という長丁場は初めての経験。

三日目の昨日の昼、
なんともまったりした演奏になってしまいました。
舞台に馴染みすぎた演奏
要はつまんない。

うんうん、納得いかない。どうしてだろうと考えました。

あ!そうか
私なんだか前日のよかったときをナゾろうとしてた
同じ事をナゾると飽きる。

となりで話を聞いてくれていた若月さん
やはり、本番が始まっても毎日ダメ出しをするのは
新たな流れを作りたいから、と。
楽になっちゃいけない。

わたしは楽と名乗っていますが
自分自身が楽になっちゃいかんのです。
新たな負荷をかけなければね。

わかったような気になって
できたような気になるのが一番いけない。
見てるつもりで何にも見なくなる。
古くなる。
飽きる。
進まない。
posted by イワキリエコ | 10:24 | ステージ報告的な | comments(4) | - |
雪が降る〜
この森に日が暮れて月が出て馬橇が滑ってくる雪のなか

連日銀座の地下で
雪降らせてます。

もはや気持ちは、紅天女ならぬ白天女。
マヤがライバル!笑

http://blogs.yahoo.co.jp/for_you_houyu/



写真提供 / 北の大地の贈り物 Photo by (C) RARURU
posted by イワキリエコ | 09:42 | 曲についてのこと | comments(0) | - |
マザー・テレサ メモリアル
マザーテレサ

夏前のある日、久々〜にお会いした知り合いの方が
このイベントに関わってらっしゃるという話をされてたんですが
たまたま見つけまして
チェックしてたら
短い予告編でぶわあーーーーっときました。

上のバナーをクリックすると予告編に飛べます。
顔がいいなあこの方は。
信念持ってる人は美しい。

舞台終わったら恵比寿に行こうっと。

posted by イワキリエコ | 09:18 | ふれたもの | comments(2) | - |
とうとうあさってから舞台です
今日は銀座の劇場の舞台設営ということで
私はおやすみをいただきまして
家でもういちど台本を読み返したり
自分の音や弾く曲の意味をもう一度考えてみたり
自由度をあげるべく奮闘してみたり。
あ!という気づきが待っていました。
おおおおおおそういうことなんだ!

それぞれが一人ずつでちゃんと自立しないと
舞台は成り立たない
という若月ねえさんの一昨日の言葉が滲みます。

舞台の上は
本当に孤独です。

だれにどう言い訳しようと、今できてることが今の自分。

土曜に次女の運動会がありました。
最後の紅白リレーで、この夏、全国で100m走(かな?)で
3位入賞した子が走りました。
みんな、彼が走り出したら大注目です。
半周近く差をつけられていたのに、評判どおりのすごい追い上げ。
本気を出す力の上昇カーブが手に取るように見えました。
心がぐわんと動きました。

今日お昼、今月で閉めてしまうという大好きなカフェへ友人と。
大好きなオーナー夫妻、
居心地のよい素敵なインテリア、
おいしいごはん、
この場所でもう会えなくなるのだなあ。
最後に一曲ニューシネマパラダイスを弾かせてもらいました。
弾いているうちに、心がどんどん動いていくのがわかりました。
思いがあふれてきて、
でもその思いを
洩らさないように音楽に込めたいと思いました。
それが、わたしの音楽をやる意味だと思いました。

今のせいいっぱいで臨みたいと思います。

26日から30日まで「罪に塗る蜜」@銀座みゆき館
お得な前売りチケットもございます!
ぜひ、いらしてください。

みなさん、銀座へGo!Go!(笑)

●おまけ●
メインテーマを友人のギター弾きのみたぽんに聞いてもらったら
ひとつの詩を教えてくれました。
合唱曲の詩です。
本当にすばらしい。
何度も口に出して読みました。
もしかして、私が今回の舞台に音楽で降らせたいのは
こういう雪かもしれません。


雪の日に  吉野弘

雪が激しく降りつづける
雪の白さをこらえながら
欺きやすい 雪の白さ
誰もが信じる 雪の白さ
信じられている雪は切ない
何処に純白なこころなどあろう
何処に汚れぬ雪などあろう

雪が激しく降りつづける
うわべの白さで輝きながら
うわべの白さを堪えながら
雪は汚れぬものとして
いつまでも白いものとして
空の高みに生まれたのだ
その哀しみをどう降らそう

雪はひとたび降り始めると 
あとからあとから降りつづく
雪の汚れを隠すため
純白を花弁のように重ねていって
あとからあとから重ねていって
雪の汚れを隠すのだ

雪が激しく降りつづける
雪はおのれをどうしたら 
欺かないで生きられるだろう
それが最早(もはや)
自らの手に負えなくなってしまったかのように

雪は激しく降りつづける
雪の上に雪が その上から雪が
たとえようのない重さで 
音もなく重なってゆく
重ねられてゆく
重なってゆく 
重ねられてゆく
posted by イワキリエコ | 00:15 | 曲についてのこと | comments(0) | - |
円福寺へ
今日は長女の体育祭へ行きました。
昼休憩の後は、名物の部対抗リレー。
今年も大笑い!

陸上部やサッカー部はもちろん大激走ですが、
剣道部の子は素振りしながら一周。足はすり足。ゴール後座って礼(笑)
(思わぬところに面をつけた敵が現れてまた戻る)
ゴーグルつけてビート板持った水泳部
ドリブルしながらのバスケ部
白衣の科学部
新体操部は拍手の中舞ってましたね(笑)
来年は娘も出られるといいねえー。


それから10月の終わりにSarasaでライブをさせていただく
学校からやや近くにある円福寺というお寺に打ち合わせ&下見へ。
これが、また素敵なお寺でした。

説得されました。

四街道市物井駅の裏山の上にある立派なお寺。

歴史を感じるご本堂です

これまた、いぶし銀の輝き、ご本堂。

一昨年ボジョレーライブをやらせていただいた
四街道市のいまでやさんでライブを聞いてくださった
お寺の奥さんが誘ってくださった『寺コン』という
このご本堂で行われる毎年恒例のコンサート。
(いつもはクラシックらしいですが
 今年はちょっと違う趣ですね...かなりか...)

この奥さんがまた過激におもしろい方で
ご本堂ではじめてお会いしてから1時間半
ぶっ続けノンストップの立ち話。

ふとパンザマストの音を聞き、
ひゃーたいへんこんな時間!!
と、車に飛び乗ってあわてて帰りました。

さて、明日は再び罪蜜。
充電完了。がんばります。
posted by イワキリエコ | 19:40 | ステージ報告的な | comments(0) | - |
怖い顔
おとといのAキャスト初通しが終わって
「いわきさん、怖い顔して見てたネ」
と言われる。
え、真剣に見てただけなのになあー(笑)

でも
せっかくの生楽器ともっとセッションしてもらいたい。
とりあえず耳馴染んでもらおうと
朝、曲を録音してせっせとCDRに焼く。

焼いてる途中、草津のろくべいさんと雅美さんから
お野菜の詰め合わせが届いた。
はちべいさんのつくったぴかぴかの取れたて野菜。
ぴんとしたキャベツを一枚剥いでぱくり。
うまーーーー
草津の山はもうすっかり秋の空気なんだろうなあ。
空もはるばる高いんだろうなあ。
箱の中に、がんばれよ、ってメッセージが入っているみたい。
しっかりいただきました。

昼はケイさんとランチ。
千駄木のおいしいイタリアン。
おしゃべりはとまらずあっという間に時間です。

昨日は、Bキャストの初通し。
稽古場へアコをひっぱって走る。
2回目の通しとあってか、役者さんの表情と動きがよく見えてきました。
聞こえないけど聞こえるはずの音の予感に
耳を澄ませようとしてみました。
どういうカーブでテンションを持っていくか、
音を立体として考えろ、って前に金粉師匠にいわれたっけな。

そしてまた若月さんのシビレるダメだしにうっとり。

ナマの音を演技に使いながらもあおられず
意識的に距離を置いたり一気に近づいたりしろ、って
・・・・深いなあ。

夜、ひとりの役者さんから
「一緒にいい舞台にしましょうね」って
はじめてのメールをいただき
なんだかあったかくなりました。


自分は自分に入り込みすぎずひとりで立っていて、
相手とぶつかって、考えて
全体でひとつのものを作っていく。


こりゃおもしろいわ。
わしも野菜もりもり食べてしっかり立ちたいと思います!

ぜひ舞台、遊びにいらしてください!
罪蜜'奮闘’ブログ


posted by イワキリエコ | 08:11 | ステージ報告的な | comments(0) | - |
怖くないところだけ観たい
今度の演劇舞台の台本を、熱心に読んでいた次女が言った言葉。
笑いました。
怖くないところだけ観たい、ねえ。
いやいや清濁併せ呑んでこその人生修行じゃぞ娘よ。

「この人たち、コレやってないときはやさしい人なの?」
ぷッ。
ええ、ええ、とってもいい方ばかりですってば。
(役によってはどんどんワルになってきた方もいらっしゃるが)

彼女は一番の愛読書がガラスの仮面であるからして
役者さんという人種がとっても気になるらしい。

あまり観る方でも演劇とご縁がなかった事に加えて
台本のある演劇舞台を作っていくところに居合わせるというのは
わたしもほぼ初めてなものでして
毎日がとっても驚きなのです。

どうして、コレほどまでに役に没頭できるんだろう。
(まあ、これは金粉やダンスのときにも思いましたが)

でも行間を読み込んで読み込んで役を理解して
自分のからだを通して出して
周りとキャッチボールしながら
ファンタジーのリアリティを作っていく。
舞踏やダンスと違うのは動かさない台詞があるところ。
そして日々、平面の台本が、
どんどんリアル立ち上がっていくんですねえ。
しかもそれぞれのスピードで深まっていく役者さんたちが
7人もいるもんだから、噛みあわせの妙で毎回毎回ちがーう!
うーーーーん、ライブっ!

音を差し込むのは覚悟と勇気ですわ。

今日は初の通し稽古でした。
通し稽古になると、また違うこと思ったり。
これで照明が入るとまた変わるんでしょうね。

演出の若月さんはすごい切れ者の姉さん。
今日は通し稽古にもシビれましたが
そのあとの切れ味のよいダメだしにもやっぱりシビれました。
かあっちょえええーーー。
まるでオケの指揮者様。
一瞬のバランスやら圧力やら台詞やらタイミングやら思いやらを
的確に捕まえて判断して指示出しをしていく。
もう、役者さんは見事に丸裸ですね。
それでも真摯に向き合って受け止めようとする。
ああ、あたしがあそこに立っていたらどんなんだろうと思うと
まじブルブルします。(って、お前も一緒じゃー)
これが思い描いた形に流れ始めると演出冥利に尽きるそう。
こりゃ賢くないとできないすね。
そういいながらメニューとかは決められないんですよと
笑ってらっしゃったけど。


しかし
みな温かいのね。
厳しい言葉の後ろは温かい。

だから、やめられなくなっちゃうんだろうなあー
posted by イワキリエコ | 23:52 | ステージ報告的な | comments(0) | - |
時間が出会う時
ここ一週間ほど
過去と未来と現在の時間が延び縮みして
ところどころつながったかのようだったです。

4年ぶりに、巨匠ルー・タバキンさんの前で再び演奏させてもらいました。
打上げに混ぜてもらって音楽みたいな会話にうっとり
岡本さん、児山先生、ほんとうにありがとうございました。
でも、ほんとにすごいんだ、ということが今回よくわかった。
ルーさん覚えててくださってうれしかったな。

とても親しかったのに遠方に行ってしまって
疎遠になってしまった友達と長電話する。
変わらないけどちゃんと深まってる。
お互いの変化を喜びあえるっていいことだよなあ。

これやってみたい!ことが見つかった。
ずっと弾きたかった(けどあきらめてた)曲、猛練習して弾けた。
引っかかってた事件と言葉を解決する方法を自分で決めた。
これは一生心に残ると確信できる瞬間があった。


やればできるのか。
時期が熟したのか。

しかし
清算の反作用か
いつも以上にぼーーーーーーっとしてました。
ルーさんのライブもスゴすぎてぼーーーーーっとに拍車かけてました。
あの日の夜の事は記憶がございません。


こんな本と出会った。
からだの言い分 内田樹 池上六朗

この本の中に
武道の立会いというのは「先を取った」方が勝つと書いてあった。
それは、「空間的に早い」んではなくて「時間的に早い」んだと。
四方八方に逃げ場がある空間と違って、時間は一方通行で
敵に早く行かれるとついてゆくしかない。
座頭市が刀をカチンと納めて鍔鳴りがした瞬間に、
それまで静止してた斬られた人たちがだだだっと地面に倒れて
ノイズが戻ってきて現実世界が始まる。
これは先に行ったほうの時間調整だと。

時間感覚をコントロールできたらそら無敵だよなあ。
音楽も予感と音と時間のシンクロが気持ちいいのだと書いてあった。
写真家の友人はシャッターを押すというのはそれだといった。

今の舞台の稽古でもそんなことをよく考える。
タイミングと調子を合わせる練習みたいだ。
作りこみの稽古でわからなかった即興がちょっとわかった気がする。

でもぴったり交わる瞬間はどっかに必ずあるんだよなあ。
引き寄せるときも引き寄せられるときもあるんだろけどさ。

静かな心で目を凝らして耳を澄ませて
もっと敏感になって
たくさんわかんないことを持っておきたいな。
posted by イワキリエコ | 19:23 | くらしのこと | comments(0) | - |
雪が降る
舞台の曲を作るにあたり
太宰本をたらふく読んだんですが

その中に、太宰のお父さんが東京で急逝されて
特別列車で郷里に帰ってくるのを
雪がふりしきる村境で
太宰少年がたくさんの村のひとたちに混じって
待っているくだりがありました。
(鎌田慧さんの文章は、音が聞こえ
つま先がひりひりとかじかんでくるような映像的なもの)
ああ、太宰はいつもしんしんと雪を心に降らせていたのだなあと

そうしたらつうっと
曲ができました。
そうして、舞台でも使っていただける事になりました。
思い切ってルーさんの舞台でも弾いちゃおうと思っています。

風景を痛切に感じる
曲が生まれるってそういうことかもしれないな。
posted by イワキリエコ | 16:22 | ステージ報告的な | comments(12) | - |
夏休みのおわりと流しそうめん
長い長い夏休みが終わりました。
今回は9月の頭の二日間のおまけ付きでしたもんね。

うちの近所のお父さんたちは
本当に面倒見がよく物分りもよい
スーパーダディが揃ってるんですが、

(夜リハに出かけるときも、
みんなで外で飲みながら手を振って見送ってくれるしさ・・・)

オーラスの一日には、
竹林から竹を切り出して削って結んで総力手作りしてくれて
子どもたちはきゃあきゃあいいながら流しそうめんを楽しめましたです。
家の前のスロープを利用した長い流しそうめん。

長ッ

少しずつつまんで上から流してくれて(繊細)

おとうさんはちょっとずつ流すのだ

子どもたち(とママたち)はきゃあきゃあ言いながらパクパク。
ボール4杯分のそうめんは次々平らげられ
跡形もなくなりました。

そうめんはややぬるくなりつつも
流れてくるのを掬うのはやっぱり楽しくておいしいのです。

その後は、カースペースのテーブルでエンドレスで飲み会。
子どもたちはホースで水遊び(やむを得まい)
お父さんたちは秘蔵のお酒を持ち出して
市場で買ってきてくれた炭焼き秋刀魚や
手作りおかず、おいしかったー。

なんだか、ご縁って不思議〜。ここに住めて幸せだ!
というか、ここにいさせてくれてありがとう!
暑い夏はそうめんと流れてったよ。

posted by イワキリエコ | 21:09 | くらしのこと | comments(4) | - |
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