アコーディオン弾き 岩城里江子のブログです。
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音楽の天使がいっぱい遊んでくれた一日
朝、一週間後ピティナのステップを受ける娘と
ソナチネの稽古。
熱を出して何日かサボった娘は指が思うように動かないらしく
「こんなくすり指はいらない!」と暴言を吐きつつも
ゆっくり片手ずつ響きを何度も確かめながら
感覚を戻していくしかないのであった。
だんだんと指が思い出していくらしく
音がどんどんきれいになっていくのがうれしそうだった。

四谷のスタジオへ。
友人まるちゃんが音楽担当の『カフェ代官山』という
3月公開映画の録音のお手伝いへ。
ご希望のブリブリ装飾音を入れながらミュゼットを弾く。
どうやら昨日が編集の最終日らしく
ギリギリの緊張感あふれる現場でございました。
録音ブースに画像をにらみつつふたりっきり。ああ孤独・・・。
だけど家に送ってもらった小さな資料画像ではわからなかった、パティシエを目指す役どころの若きイケメン君たちがくっきり鑑賞できたのは喜ばしいことであった。
どんな風になるか楽しみだなあ〜

それからバイオリンの響子ちゃんと、
今度保育園のお祭りで弾く演奏のリハへ。
響子ちゃんのだんなさまが車で送ってくれたんだけど、二人ともインド音楽をやってるから車の中にはインド音楽が満ち満ちておる。以前伺ったご自宅にも満ち満ちておった。このたゆたう音楽を環境として聴き続ける1歳半のかわゆい息子君は将来どういうひとに育っていくのかわたしはとっても楽しみなのだ。
息子君は音楽のようにきゃらきゃら笑い、わたしも笑い、あっという間に着いた江古田の駅前のカラオケボックスにてガシガシ弾きまくる。響子ちゃんの自由なバイオリンと久しぶりにやれて楽しかったー。

そして、イランから一時帰国中のヴォーカリストのK9さんに会いに行くと言っていた響子ちゃんと別れ、私は駅前でSarasaの福ちゃんと待ち合わせて、桧山さんのアコーディオン教室の新年会へ。
なんともかわいらしいカフェの二階にずらりと並んだみんなのご自慢アコーディオン。圧巻。

Sarasaでもひさしぶりーのセッション。
しばらく忙しくて封印してたという福ちゃんはアコを久しぶりに抱え
どうやらパンドラの箱を開けてしまったようであった(笑)
酔っ払いどんな曲だったか思い出しつつの高速演奏であったが、
Sarasaは楽しいや。

いろいろな人がいろんな質感の音を聴かせてくれて、
それがそれぞれなんともその人らしくってなんともうきうき。
楽器の選び方から選曲から弾き方から。
ここ何年も教室とはあんまり縁がなかったから、すごく新鮮だった。
いやあみんなみんなアコーディオンが大好きなんだなー。
お店いっぱいにアコ大好きの気持ちがあふれてたよ。
最後はみんなで黒い瞳の大セッション。
なんだかこれからも遊べそうなおもしろい出会いがてんこ盛りで
おもしろかったー。

帰り道、響子ちゃんからメール。
なんとリハの後会ったK9さんのイランでの歌の先生はクルド人で
「彼女、らくさんの友人のクルド民族を取材している写真家さんと
会いたいなあといってたよ。
クルドの写真展と歌のコラヴォしたいなあって」
ということでその内容を
今トルコにクルド人の取材に行っている友人にさっそくメールで送る。
むむ。そんなんが実現したらすんごいおもしろそうじゃない?

というメールを打っていた山手線の中、
発車〜の音で閉まったドアの向こうでニコニコ手を振る男前の外人さん。
ん?と見ると
去年春にダンスのステージでセッションしたチェロのRobin。
Robinには遅まきながら3日前に
新年のご挨拶メールの返信を
久々に送ったばかりだったのでした(遅すぎ)。
ガラス越しの投げキッス(笑)で、半年振りの再会を祝う。


しかし昨日は、音楽の天使が気まぐれにもあちこちをつなぎあわせて
遊んでくれたおもしろくもしあわせな充実の一日であった。
忘れないようにずらずら書いちゃいました。

しばらく去年のギリギリスケジュールで
ボロボロになった後遺症で真っ暗だったんだけど、
このごろなんだか開き直れました。
ダメダメの自分だけど、だけどそのままでも、
なんとか周りとつながらなきゃ。
深刻になってるだけじゃしょうがないもんね。
そうやって心からつながれる時にきっとおもしろさが出てくるんだね。

長々と日記読んでくれてありがとう。
posted by イワキリエコ | 11:25 | ステージ報告的な | comments(6) | - |
いつごろ咲くかな
この間の雪の日を越えて
今年もふくらんできた
今日も風が強いけど
負けるなよ

ぽちぽちぽちぽち 
posted by イワキリエコ | 14:48 | くらしのこと | comments(0) | - |
「Stay Hungry, Stay Foolish」
アップルの創業者で現CEOのスティーブ・ジョブズが
2005年6月に米スタンフォード大の卒業式で行ったスピーチ。
かなり有名スピーチだったようですが、
わたしは今日はじめて友人のブログで知りました。

彼自身もいろいろな評価があるようですし
清廉潔白だけで生きてきたわけではないでしょうが
成功も挫折も栄光も失意もすべてを味わい尽くした人生が語らせた
すばらしい言葉たちにとても心が動かされました。
私が彼をとてもチャーミングだと感じる
それがすべてなのかなあとも思いました。

">●字幕付きがうまくupできなかったのですがこちらをクリック。

●こちらはYouTubeの字幕なし

posted by イワキリエコ | 20:57 | くらしのこと | comments(2) | - |
わたしたちはいつも新しい
ちょっと遅くなりましたが
あけましておめでとうございます。
岡山の夫の実家でのんびりしてきました。
今年もよろしくお願いします。

元旦毎日新聞コラムで紹介されていた川崎洋さんの詩
こんなふうに思える一年でありますように。

「いま始まる新しいいま」

心臓から送り出された新鮮な血液は
十数秒で全身をめぐる
わたしはさっきのわたしではない
そしてあなたも
わたしたちはいつも新しい

さなぎからかえったばかりの蝶が
生まれたばかりの陽炎の中で揺れる
あの花は
きのうはまだ蕾だった
海を渡ってきた新しい風がほら
踊りながら走ってくる
自然はいつも新しい

きのう知らなかったことを
きょう知る喜び
きのうは気づかなかったけど
きょう見えてくるものがある
日々新しくなる世界
古代史の一部がまた塗り替えられる
過去でさえ新しくなる

きょうも新しいめぐり合いがあり
まっさらの愛が
次々に生まれ
いま初めて歌われる歌がある
いつも いつも
新しいいのちを生きよう
いま始まる新しいいま
posted by イワキリエコ | 12:46 | くらしのこと | comments(6) | - |
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