アコーディオン弾き 岩城里江子のブログです。
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水脈、ウー、ウ、すべてはつながっている

人形町、流山、高円寺での水脈ツアー、無事終わりました。
うれしいことにお席は毎回ソールドアウト。
ご来場くださったみなさま
きもちよく協力してくださった会場のみなさま
的確なアドバイスや手を貸してくださったスタッフのみなさま
ほんとうにありがとうございました。

人形劇とやらせていただくのは初めて、
そして人形遣いのマーヤさんも「ケコミ」のなかでのちいさな人形劇や
アコーディオンとのセッションはほぼ初めてという
どちらにとっても新しいチャレンジでしたけれども、
場所を移しながら言葉のない動きだけのものがたりに音で寄り添う、ということを繰り返し
最終日にようやくひとつの扉が開いた感じがしました。

最後の二公演をやらせてもらった高円寺の「アール座」は、マーヤさんの家の近くにあって
水槽と、観葉植物と、読みたくなる本がいっぱいあるおしゃべり禁止のカフェなのですが
ここでマーヤさんがデッサンやプロットを書きながら、物語を練っただけあって、
はじめは「えーこんな障害物がたくさんあるところでちっちゃい舞台、見えるの!?」って
半信半疑だったけど、やっぱりいちばんしっくり。
高円寺のcafeにて。これはまだ骨組みだけですが
(これはまだ暗幕がかかっていない舞台)

こぽこぽいう水音と人形遣いとアコーディオンの息遣いのサイクルが
しっくりと交わる瞬間が何度かあって、
そのたび、おばあさんはけこみのなかで確かに息をして、微笑んでました。

見に来てくれたお友達が
>死と生が、抜け殻と本体が、虚像と実像が、
一つの境界線のこちらと向うがいともすんなりと反転する。
それは意識の上では酷く恐ろしく細胞の中では殊の外幸せな、常に曖昧
で不安定な“個の存在”に対する一つの願いのように感じた。
とブログに書いてくれたけれど
これはマーヤさんのお母さんのご葬儀の時に感じた思いが核になったお話なので
あたたかく受け取ってもらえて本当にうれしく思いました。

>こんな最後の一日だったらいいな
というアンケートもたくさんいただきましたが
この舞台は、命、魂に対する希望だとわたしも受け取っています。

いやーしかし、あれですね。
舞台は屋台骨から暗幕、ケコミ舞台の額縁までぜんぶマーヤさんの手作りなのですが
みんなの手を借りて、照明のともちゃんとマーヤさんで組み立てていくんだけど
毎回毎回驚くほどのスピードアップ。

こういうものもぜーんぶ作っちゃうマーヤさん完成。これはうちでのショット。

人ってすごいね。
繰り返してどんどん進化する。
スタッフの皆さんとおいしいマーヤさんのてづくりごはんで乾杯して打ち上げ。


日曜は柏のwuuでサックスのサックスのデュオにゲストで呼んでいただいてのライブ。
資料のやり取りはしてたけどライブ当日初対面の私たち。(これまた私的初体験)
でも譜面をはさみ、音を出すとすぐ打ち解けられた。
「情熱大陸」で盛り上がりました
ねー!
かわいくて楽しいメンバーでした。
サックスの二台の絡みの響きは気持ちがよかったです。
瀬川さんたちを紹介してくれた、こけし展会場のギャラリー宇のSさんもご家族できてくださった。

顔が飛ぶほど照明が当っております。むふ

その後打ち上げ
で、パーカスの彼はうちから徒歩2分、
ピアノの彼女は学生
時代うちの近所のデニーズでバイトしてたことも判明。
(そう
言われてみれば見覚えが・・・w)
そして、サックス奏者のひと
り瀬川さんは、
サックスつながりで元会社の上司とツイッター仲間なことが
判明。
ほんとに思わぬところでみんなつな
がってるのねー!
 
それから打ち上げを途中で失礼して「宇(ウーと宇!)」のこけし展のパーティへ。
床が抜けるんじゃないかと心配するくらいのものすごい人、人、人。みんな弛んでいい笑顔。
みんなそれぞれどこかで会ったことのある方がたくさんいて
笛、馬頭琴、二胡、ギター、
次から次へと祭りのような賑やかさで大盛り上がりでした。
にこにこと司会進行をするこけし展仕掛け人の大野さんもうれしそうで
その大野さんをそこにいる人たちが大好きなんだなあって感じてしみじみうれしくなった。

そうそう、アコ
ーディオンを弾いたら、
こけしを出展さ
れていた女優でシャンソン歌手の藤田三保子さんが飛び入ってくださって
さすがのGメン75オーラでみんなを黙らせ、盛上げ、み
んなやんやの拍手喝采でした!
すげーかっこいい!
楽しい夜。



さて翌日は楽香のKYOちゃんとのリハ。
そうなんです、11月の前半になんと楽香での本番が非公開のもの含めてなんと7回!
何と3日に一回のペースだよ・・・アイドルか、オレ達。
今までしばらくなかったのに、ここに来ての異常集中。
でも19日の流山生涯学習センターホールでの大舞台でのゴールに向けて
新作もどんどんつくりこんで行こうと思っています。
久々のホーム舞台てやつにワクワクしています。
どうぞ久々の楽香にも会いに来てくださいませ!

他にも古民家アートイベントでの演奏、楽香+ギターとのセッション、屋形船での演奏、
はじめてのピアニストとのデュオ(イワキ企画シリーズスタート!)、
朔の一周年記念ライブ、と今月末〜来月、色々と続きます。
これから「らくん家」も更新するので
ぜひぜひチェックしてくださいませ〜

 
posted by イワキリエコ | 23:16 | くらしのこと | comments(4) | - |
こけし展@松戸ギャラリー宇
今朝の朝日新聞千葉版に版画家大野さんのこけし展の大きな記事が・・・!



先日お邪魔した時の写真の一部を。
遠くの方、雰囲気だけでも味わってねー!
たくさんの白木のこけしにみんながこめた思いや魂がとってもたのしくてうきうきしました。
400体くらい鎮座してるの、やっぱり圧巻です。
しかし、やっぱり、作った作家さんにそれぞれ似てくる気がするわ!

一足先にフェイスブックでも写真を公開したら
イギリスやフランスでもこけしのディープなコレクターがいらっしゃることを知りました。
特にフランス人には大好きな人が多いんだって。
なにか国境を越えて琴線に触れるものがあるんでしょうね。

このごろ雑誌でも特集を見かけるし、今なつかしいこけしに再度光があたる感じがしてます。
こけしを愛する人たちの思いが広がっているんだなあ。
大野さんが鳴子こけしに出あって、それをうれしそうに語ってた姿を思い出します。
うれしいなあ。

 

16日まで松戸駅近くの「ギャラリー宇」で開催中。
最終日はパーティもあるみたいですよ。
柏WUUでのサックス美女ちゃんたちとのライブが終わったら私もいけるかも・・・!
posted by イワキリエコ | 18:02 | くらしのこと | comments(6) | - |
充実。

5.6日の『水脈』公演は、どちらも満席になり
これから残す3公演も、予定数のチケットは完売したそうです。
(流山だけ少し広いので、当日でも何席かならなんとかします。お問合せください)
どうもありがとうございました。

・・・って、まだ終わってないんだよ・・・

毎日、少しずついろいろなことに気がつくので少しずつ変更しています。
ゆっくり続く公演の、これがいいところですね。
さらにあたたかい余韻のあるエンディングになりますように。

水脈チラシ


さて、昨日はちょっと別の公演に参加してきました。

関西で主に活動されているアコーディオニストの後藤ミホコさんの東京公演に、
20人くらいのアコーディオン弾きが急遽終結して
リベルタンゴとか、ロシアンメドレーとかを弾いたの。
先日は大阪でも同じように、地元のアコーディオン団と演奏されてきたらしいです。

でも最後は「展覧会の絵」で締めくくりで
みんなで筋肉痛になるほどの蛇腹の開け閉めに励み
その成果あって、迫力のラストになりました。(うるさい、じゃないよー!)
後ろから大音量のアコーディオンに包まれて、ハイわたくし、気持ちよくて口でも歌ってました。
スイマセン。

締め切り後にかけこみで急遽参加させてもらったのだけどすっごく楽しかった。
後藤さんの出し惜しみのない演奏にもご指導にも公演内容や準備の進め方にも感動したし
休憩時間にパート練習したりしたのもなんだか学生時代を思い出してわくわくしました。
しかし、みんなうまいよなあー!わたしもがんばらなくっちゃ。

ゲストのスイスから来たModus Quartet
ベースとタブラが効いてる東欧系の音楽にサックスとアコのリードが重なってかっこよかったー!
ミホコさんのアコーディオンソロ、名古屋、大阪から応援に来たアコーディオン奏者の方達との
デュオ、トリオも迫力満点ですばらしかった。
阿波踊りの方やドラマーもいらして、いやーほんと盛りだくさん。
どこでも中央で小さな体を大きくしならせて演奏する姿がでっかく見えました。

やっぱり、ああやってやりきらんとなーー!

久しぶりのアコーディオン仲間の顔も見られてうれしたのしい夜でした。

こちらに詳しいご報告が。
もちろん我々のリーダーの工藤さんのブログです。

posted by イワキリエコ | 19:50 | くらしのこと | comments(2) | - |
「Stay Hungry, Stay Foolish」

スティーブジョブズさんの訃報。
あのスタンフォード大学卒業式の名スピーチは何度も聞いてそのたび励まされた。


「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら
今日やる予定のことは私は本当にやりたいことだろうか?」

 

そんな毎日を重ねていられたら、悔いなし、の人生だろう。
ご冥福を心からお祈りします。


今、公演中の水脈でトレネの「詩人の魂」を弾いている。

「詩人が亡くなった後も
 もう誰が作ったかわからなくなっても
 街に流れ、歌詞やフレーズが変えて歌われるシャンソン
 軽やかな詩人の魂とシャンソンは
 若いムスメでも青年でもブルジョアでも芸術家でも宿無しであろうと 
 すべての人の心を楽しくも悲しくもするのだ」

私たちがいなくなったあとも
なにか風のように残っていけるように生きていきたいなあと
このまっすぐなまなざしをみながら思います。

posted by イワキリエコ | 13:23 | くらしのこと | comments(0) | - |
上がったり下がったり。

関内ライブの朝、鏡を見ると昨夜のお仕事疲れか自分があまりにもみすぼらしく
ちょっと指を動かしたあと、美容師さんに予約を入れて表参道へ。
以前は柏の支店に週一だけ来てくれていたのだけど、そちらを辞めて
6月にご自分のお店を持ったばかりのみほさん。
彼とどーでもいい話をしていると、なごむのだ。

ヘアサロン トロワ・エピ

ヨックモックの向かいの坂を上がっていったところの3階です。
いいお店なのでぜひ。せんでんせんでん。みほさん腕は確かです。
岩城の紹介といってくださるとお互い(なのか?)いい事があるそうですからどうぞどうぞ。

シャンプーで爆睡、髪もスッキリして一路弁天スタジオへ。
向かう途中、すれ違ったベビーカーの赤ちゃんの天真爛漫な笑顔に頬が弛む。

人形劇のリハやら、先週のBossaやらでバタバタしていたので
準備もちょっとどきどきだったんだけど、音を出せばだんだんリラックス。
だって一曲目のチコチコですでに道世さんノリノリでタイコのバチもって踊ってんだもん・・・
いいなあー、あのノリ、最高。
曲の構成やアレンジを決め、全曲打ち合わせ終了して「できたー!!」と歓声あげてリハ終了。

近くに住むアクセサリーデザイナーのkoyukiさんたちも来てくれて、開始前から盛り上がり。
会場もお客様もものすごく近く感じる一体感。
そのまま一部も、休憩も、盛り上がり。
二部は、すでにほろ酔いの道世さんのテンションにやや遅れながらもくらいつくわたし(笑
リ、リハよりスピードアップ!?待って〜!!
そして、ゴーール!

 あははー。

いろいろありましたが、終わってみればとっても楽しいライブでした。

終了後、昔バイオリンを習っていたという方とお話していて
またやってみたいなあ、やれるかなあと話されてたので、強力プッシュ。
いくつになっても、やりたいことなんでもやっていい。
わたしは心からそう思います。
まず、始めちゃうこと、大事です。
楽しい時間が待ってることだけは確かです。

第三部でBossaセッションなども始まって宴たけなわの中、一路帰路。

と思いきや、昨日は横浜で、新宿で人身事故が続いたそうで駅、電車はたいへんな混雑で混乱。
これは・・・今日は帰れないかもしれない・・・とがっくし。
それでも運良く座れて、ほっとしたら、二席お隣のぐにゃぐにゃ泥酔会社員から守るように
必死に壁になってくれていたお隣のニコニコしたおじさんとふとおしゃべりがはじまり
楽しい京浜東北線でした。

なんとか隣駅まで迎えに来てもらい無事帰宅。
朝は必死に起きてムスメを学校に送り出し、また爆睡。

楽しい出会いが色々あったなあ。
いただいたお花かわいくてなごんでまーす。



久々、ブログらしい感じ?へへっ。ちょっとほっとしたのかなー。
さて、次は人形劇です。
どうも5日、12日が早や満席になってしまったそうです。ありがとうございます。
私からのお知らせは遅れ気味、いやあんまりできてなくてゴメンなさい。
もしご検討してくださっている方がいらっしゃったら早めにご連絡くださいね!


posted by イワキリエコ | 00:18 | くらしのこと | comments(6) | - |
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