アコーディオン弾き 岩城里江子のブログです。
ライブ情報・プロフィールはリンクよりHP「らくん家」へどうぞおいでください。
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本家『水脈』始動!
今年あちこちで思わぬご縁の広がりをみせております拙曲『水脈』でございますが
元はと言えば、この人形劇が全ての始まり。
震災の年の秋に人形遣いのマーヤさんとツアー公演した小さな舞台です。
この時に「水脈」も「祈り」も生まれました。



いよいよ今年9月に六本木で行われるinochi2015〜考える手〜という人形演劇祭で再演になります。

昨日、初めての稽古でした。

日本全体が大きく揺れた震災の年にやったものを
同じ意識でやるのは無理だと、はっきりわかりました。
4年という時間は否応がなしに確かに過ぎていて、
生を静かに見送るということよりは寧ろ、生を確かに生ききらせること、にテーマが移っていたのは
自分たちでも意外で
ふたりで今回の舞台を手探りで再現して新鮮でもありました。

マーヤさんのからだも
私の音も確かに変化していて
ただあの時の作品を再現しても仕方がないし意味がない。

これからひと月半、この舞台に誠心誠意、向いたいと思います。

ぜひごらんいただければうれしいです。
9月11日12日 3回公演  六本木ストライプスペース
http://www.inochi2015.com/#!suimyaku/c23lh
 
posted by イワキリエコ | 08:29 | ステージ報告的な | comments(0) | - |
フラメンコ@ティアラこうとう
写真:加納亜紀子
あー楽しかった、フラメンコライブー!
バッチリ舞台メイクしてうつくしい背中で舞台に出て行くバイラオーラ
集中して1点を見つめながら汗をとびちらせて足を踏みならすバイラオーレ
そしてすばらしい音楽隊のみなさん

ギター:今田央
カンテ:大橋範子
ヴァイオリン:森川拓哉
パーカッション:容昌(ようすけ)
アコーディオン:岩城里江子
バイレ:鴨下和美、佐藤哲平、宮田あゆみ、長島圭子、別府洋美、古屋則子


フラメンコは奥深くて、まだまだわかったなんて言える筋合いじゃございませんが
自分の耳を頼りに地図のない海原に漕ぎ出して行く爽快感を感じましたです。
打ち上げも楽しく、大いに笑いました。
笑えるくらい、たぶん2ヶ月がんばったな自分。

今回、バイオリンの森川さんの少々(いやかなり)難解な『タンゴ組曲』と
彼がフラメンコアレンジしてくれたオリジナルの『水脈』は
振り付けも新たな新作でどちらも素敵でした。
タンゴ組曲はややこしいキメが多くて初めはリズムが取れなくてあたふたしてましたが
リズムを細かくして聴いていくと少しずつ細かい音が見えてきて
ぱちんぱちんとあたると気持ちいい。
作り込んだ曲もやっぱり楽しいな。
たまたま久しぶりに聴いた変拍子だらけのサルガヴォまで今までと違う風に聴こえて来て
耳のどこかが開いたのかもしれません。
ふふ。

しかし、
先日のコンテンポラリーのたみえ先生振り付けでも、今回のフラメンコでも
先日の「朗読者」でも、演者さんたちが、
「水脈」をよく理解してさらに深く掘り下げてくださっていて
これを一つの独立した作品として扱ってくださってることが
なんだか、妙にくすぐったく、うれしかった。
うまく言えないな。
それでも
私のいないところでも自分の曲が育っていることを感じて、幸せに思いました。

さて、次は金曜のキャンドルナイトソロライブ。
柏のとあるカフェで。
ちょうどこの日はブルームーンだそうです。
(一般の方の参加はできるのかな?
 もしできるようならまたアップさせていただきますねー。)
 
posted by イワキリエコ | 13:15 | ステージ報告的な | comments(0) | - |
JAPCアコーディオン祭り2015
正浩さんからお誘いいただいたJAPCアコーディオン祭り2015にて
飛び入りで二曲弾かせていただいてきました。
正浩さんは、弾き始めた頃ちょっとだけレッスンをいただいた小川先生の息子さん。
もうかなりお付き合いも長くなりました。
未だに気にかけてくださってうれしい。
 
日暮里サニーホールはすごく弾きやすいよい響きでした。
ここ公営なんだよね、何か企画したくなっちゃった。
久しぶりのまりこさんが撮ってくれた写真。
 
ここ数年縁遠くなってしまっていたアコーディオン業界だけど、
この春パリのりえちゃんのご縁で国籍を越えて交流したり
去年の浦安のパレードで、アコーディオン弾き皆でネコメイクして一緒に歩いたり
新たなすばらしい蛇腹グループと出会ったりして(このはなしはまたのちほど・・・)
刺激を受けられるのがあらためてありがたくうれしいこの頃です。
 
昨日は弾き始めたばかりの方や熟練の方達19組の演奏を聴きながら(みんなうまいんだわ!)
自分の音楽を大切に紡いでいるのがとっても胸に響いてきました。
みんな胸に抱く蛇腹をこんなに愛しているのだなあ。
仲間だなあ(じーん)言葉はいらないぜ!
ゲストの田ノ岡さんの新曲「ブエノスアイレス」もよかった〜!
こちらマッツォさんからいただいた写真。
久々の、それからはじめての会いたかった人たちにも会え、充実の午後。

さて、会場でも演奏されてた方とFacebookでお友達になり、やりとりしていたら・・・・
なんとその方、新卒で働いていた会社の別部署にいらしたことが判明!!!
働いてる時期もかぶってたし、どっちも30過ぎにアコーディオンと出合ってたという。
こういう偶然が結構ある私ではありますが、かなーーりビックリでした。
まさかあの会社から蛇腹弾きに転向する方がほかにもいるなんて!w

世間は狭いね(ってこんな事ばっかり言ってる気が)
posted by イワキリエコ | 21:33 | ステージ報告的な | comments(0) | - |
久々フラメンコ
火曜はエルセロでのフラメンコライブでした。
末広町の駅前のスペインバルです。
このお店では毎月スタジオイリスのフラメンコステージがあるそうですが
年に二回は、こういうメンバー拡大版のライブだそうです。
去年の年末にご縁をいただいてから、
わからんわからんでも知りたい、とおっかけてきたフラメンコ。

バンマスの森川さんの曲はかっこいいのだが超難しい。
難しいからこそかっこいいのか。
そういうものを避けて来た私でありますが
今回はとにかく聴いて聴いてからだに入れてまたお稽古、
というのをやってみているわけであります。

まだつっかえつつではありますが
今回ちょびっと聴こえて来たね。いろいろ。
聴こえてくると、ようすけさんのカホンも今田さんのギターも
たくさん助けの手を出してくれているのがわかってくる(遅。
歌の大橋さんは今回初顔合わせ、楽しいカンタオーラさんでありました。
譜面とにらめっこしながら、踊りをちらり見る。
ザ・フラメンコの時には、彼らの足さばきをじーっと見ている。

ステージの後にいますので
客席からは背中で踊っている彼らの表情を私たちは見てるわけです。
もう、、、これがしびれます。ほんとみなさんずっとよいお顔されていて。

曲はバイレ(踊り手さん)が自分でストーリーを組み立ててこられて
それにぎりぎりまでバンドと構成を考えて決まっていきます。
指先まで神経の行き届いた踊り、ものがたりの流れ
そういうのほんと好き。
お客さまもわかっていらっしゃって『一緒に』もりあげる。
うーん、一体感!



今回、ファンダンゴに森川さんがアレンジしてくださった「水脈」もすてきでした。
タンゴにダンス、朗読劇にも使っていただいて
水脈冥利につきるというものです。
これは水脈の時の衣装ですね〜
写真はお店のブログからお借りしました。

さて、来週27日はお店を飛び出して
ティアラこうとうにてのステージ。
できること、もう少しがんばります。

 
posted by イワキリエコ | 10:55 | ステージ報告的な | comments(0) | - |
佇むひと
朗読者 in KAWAGUCHI vol.9、無事終りました。
無機質な打ちっぱなしの体育館は
照明が入って、なんとも不思議な空間に変わり
わたしものびのびと音を小説の世界に遊ばせてもらいました。

すばらしい共演者、スタッフのみなさま、
ほんとに仲良しの川口のボランティアのみなさま
ご来場くださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。

ほんとうにあんな世の中になりませんように。

またゆっくりご報告します。
本日のフラメンコもがんばってきまーす!



本番前のステージの様子です^^ ダンスの新生さんのお稽古姿。

 
posted by イワキリエコ | 10:53 | ステージ報告的な | comments(0) | - |
森へ
昨日の最終稽古では
奈佐さんの《守り切れなかった妻を物陰から垣間見るシーンの表情》が、
あまりにも無力感と卑屈さとかなしみに満ちていてつい引き込まれた。
役者の顔だ。
一方、ダンスの新生さんはからだの制限の中で全てを諦めてどんどん透明になっていく。
どちらの表情も、大切な人ならなおさら見たくない顔で、
極限の世界ではもう祈るしかできなくなるんだ、と思った。

舞台まであと二日です。
明日はゲネプロ。
音響と照明が入って、はてどんなふうになるんだろう。
ようやく楽しみになってきた。




さて、
先日、雨の降る森へ。
もやのかかった緑に見とれて何度も車を停めてパチリ。
不思議の森を通ってツリーハウスのカフェ森羅荘へ。
​おいしいランチをごちそうになり
マスターにくっついて、
生まれたばかりの豚の赤ちゃんにも会いに行く。
帰り、道沿いの看板を辿って北向観音へ。
小野小町の病いを治したといういわれのある観音堂でした。



 
posted by イワキリエコ | 23:49 | ステージ報告的な | comments(0) | - |
佇むひと

20日の「朗読者」の台本を何度も何度も繰り返し読んでいる。

1974年に書かれた、筒井康隆の『佇むひと』という、
「もう本心を何も語ってはいけなくなってしまった」世界の話。
語った時に訪れる、かなしみと絶望、わかれ。

昨日の安保法案審議の一連を見ていて、今この話を舞台に上げる意味をもう一度考えた。

朗読(といっても本はない)の奈佐さん、ダンスの新庄さん、
演出のアズサさんと、命を込めてつくっております。

お運びいただければうれしいです。


奈佐健臣連載『佇む朗読者日記』:足音と共に近づいて
http://roudokusha.blogspot.jp/p/blog-page_19.html

Facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/913772295352280/

朗読者in KAWWAGUCHI vol. 9 筒井康隆『佇むひと』
2015年7月20日(海の日)
開場12時 開演12時30分
演出上、演後の入場は遠慮いただいております。時間の余裕を持ってお出かけください。
川口市立並木公民館 体育ホール JR西川口駅から6分
料金 無料 (カンパ、投げ銭歓迎)

出演
奈佐健臣(朗読)
岩城里江子(アコーディオン)
新生呉羽(ダンス)
演出・美術 北川原梓


■ご予約方法■
□朗読者 in KAWAGUCHI
http://www.art-kouba.com/roudokusha/
□FAX 048-222-2024
お名前、ご住所、電話番号、人数を明記の上、上記まで 送信ください。
※電話でのご予約お申し込みは出来ません。

posted by イワキリエコ | 18:07 | ステージ報告的な | comments(0) | - |
水脈ファンダンゴ
今夜は朗読者のリハ
昨日は21日と28日のフラメンコライブのリハ
ダンスが入って、構成が決まって、リズムが見えて来て
少しずついろんなもののできあがりの形が現れてくる

もうこの間のリハ音源を聴いたりして今日の用意をしなくちゃなんだけど

窓を開けて風の音を聴きながら
からっぽな時間を過ごしている

スケジュールのつまったせわしない7月だからこそ
こういう時間がとても大切なんだな。



我孫子の香取神社の朝市で買ったトマトの苗が
次々色づいて、とってもかわいい。
甘くてつよい。



 
posted by イワキリエコ | 11:35 | ステージ報告的な | comments(0) | - |
現代舞踊展
昨日はメルパルクホールでの現代舞踊展でした。
1500席くらいの大きなステージで12組の10分作品の二日公演。
私は一日目の山名たみえ作品に唯一の生演奏で出演。
去年9月にやった作品の再演でした。

大きな黄色い布が大地になり川面になり風になり虹になり記憶になり
その上で遊ぶ河童たちと山の神さま・・・
テーマは童話だから、どこかポップででも静かで楽しい作品。

初めのミーティングの時は
ちょうど早池峰からの旅から帰ったばかりで
遠野物語や賢治の話でたみえ先生と盛り上がった事もあって
昨日は、遠野の風景や、龍泉洞の水の清らかさやどうどうと流れていた流れや
タイマグラの風をアコーディオンで吸い込むみたいな気持ちで弾きたいと思いました。
曲は拡大版オリジナルの「水脈」。

これは去年旅した時に、同行したもとさんが撮ってくれたタイマグラの写真。
見てるだけで息が深くなる。

これはきっと河童も山の神さまもいるよね。

ゲネ(通し稽古)ではみんなちょっと急いでいた感じもありつつも
本番はたくさんのお客さまの熱気の中で
よい緊張感と、お互いがよく見えているゆとりとその波のようなメンバーへの伝染で
ゆったりと大きな景色が見えてきました。
照明もとても綺麗で。


ああ、不思議

途中から、もう絶対大丈夫、ってそういう確信が湧いて来たけれど
みな同じだったみたい。うれしい。
お客さまの反応もとてもよかったそうで。
よかった。


女子も楽屋もにぎやかだわー。
鏡越しにちらり見える50人はいるうつくしい女子たちの生着替えに
ドキドキwしたワタクシただのおっさんです。



さて、
明日は21日と28日にあるフラメンコのリハ。
12拍子の世界にレッツラゴー!
あ、そうそう、明日も「水脈」をやるのです。
バイオリンの森川さんアレンジの「水脈ファンダンゴ」
かっこいいいす!

ちなみに、20日の朗読者 in KAWAGUCHIでも少々この曲を、
それから9月にやる、この曲が生まれたきっかけのラクマーヤの人形劇「水脈」でももちろん!
いやーーちょっと楽しみなんですけど!!




 
posted by イワキリエコ | 23:57 | ステージ報告的な | comments(0) | - |
海へ
先日の鎌倉の夜は
カジュアートスペースのまきちゃんの家に泊めてもらい
いつものおいしい朝ご飯を作ってもらって二人でわいわいいただく。
ワイルドで、素朴で、シンプルに丁寧で彼女そのもの。


そのあと、江ノ島での11月の(気が早い)ライブの下見に歌のしのぶさんと待ち合わせ。
江ノ島駅から海へ出てぼんやりおしゃべり。

そして、お隣の駅までまた江の電に乗ってお目当ての「ラムピリカ」へ。
若いすてきなオーナーさんがここへ越して来てお店を開いたお話を聞きながら
おしゃべりは弾み、そして思いがけない方向へ話は展開し
ひとりの人生の変化を現在進行形で見守り背中を押す機会に立ちあってしまった。

自分に禁止していたものを解き放つ。
変化したいという気持ちだけを舵に小さな舟で漕ぎ出す爽快感。
人生って、えいっと飛び込む勇気だけでわくわくと展開する。
やるか、やらないか。

最近お母さんを見送った友人が
「何を選んでも、選ばなくても、何一つ私は間違ってない、
 何も取りこぼしたりしてない、ってことを思う、
 何やっても間違ってない、って確信するほどに、何より自分が大事になる」
という言葉をくれました。
一つずつ大きな選択を誠実に選び大切な人とお別れした彼女の言葉がずしりときます。


さて、その後は茅ヶ崎の友人恭子さんたちとランチへ。
話は尽きず、ひろみさんのカフェ「BRANDIN」へと移動して、
アコーディオンなどいっしょに弾いてまた盛り上がる。
その日は休みだった、たくさんのレコードの並ぶ素敵なお店。
寛ぐ。



最後に恭子さんちのわんこといっしょに海へ。

まんなかにぽちりと写っているのはきょうこさんとチョコやん。
もうあまり動かないおばあちゃんわんこなのに、砂浜では走る走る。
好きな場所からはエネルギーをちゃんともらうんだなあ。
 
posted by イワキリエコ | 10:37 | くらしのこと | comments(0) | - |
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