アコーディオン弾き 岩城里江子のブログです。
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バンドネオン 2
年明けの本番が二つ終って、
しばらくアコーディオンの本番がお休みなので
仕舞っていたバンドネオンを取り出した。
時間があれば弾いている。

弾き慣れたアコーディオンと違うのは
とにかくシステマティックでないこと。

ボタンの並びはバラバラ(規則性がまるでない)
蛇腹の押し弾きで音が変わること(私のアコーディオンは押し引きどちらも同じ音)
左手側のボタンがほぼ3オクターブあること
(アコーディオンの左手音域は1オクターブ、それに2/3はコードボタンで配列が規則的)

アコーディオンも呼吸しながら音を出すから人間臭くて好きなんだけど
予測のつかない自分自身のように、こちらさらに人間臭い。

去年の発表会は
弾けるようになった短い単純なメロディに
左手の小さな範囲のボタンを探って
単純なコードを組み合わせることで凌いだけれど
今年は、いただいたバンドネオン用のタンゴの楽譜をひとつ
ボタン配列表と並べて置いて
http://www.inorg.chem.ethz.ch/tango/pic/pdf/AA_142.pdf
頭から無理くり格闘している。
やめときゃいいのに「これが弾きたい」と
憧れのMederosさんアレンジのややこしい曲を選んでしまった。
去年のラクマーヤ「水脈」の舞台でアコーディオンで弾いた「思いの届く日」。
思い出のある大好きな曲。

ボタンを押さえられる指使いとフォームを探す。
蛇腹の押し引きに沿って楽譜に指番号を振っていく。
指がつりそうになりながらボタンを探して空気を送ると味わった事のない和音が響く(うっとり)。
一度手を離すとまたイチからやり直しだ。
繰り返す。
頭の中で配列表と指を一致させる。
ほんの少しだけボタンを早く見つけられるようになる。
片手でやって、次は両手で合致させる。
これが合体しないんだなあ(笑。

むかし誰かが、
「バンドネオンは左手で(運指の)地図が描けるようにならないと弾けない」
って言ってたな。ほんとに宝探しの地図みたい。
弾けるようになった曲が宝だなー。

うまくいかなくてうんうん言いながら
たまにスムーズに音が流れると泣きそうなくらいうれしい。
じっくり、じっくり。

 
posted by イワキリエコ | 07:25 | くらしのこと | comments(0) | - |
バンドネオン2 
もうずいぶん前にバンドネオンについて書いたのに
http://raku-rie.jugem.jp/?eid=1024
続く、とか書きながら年を越してしまった。
思い出せばその時の課題は「左手コード」。(今もだけど)

弾き慣れているアコーディオンの左手のボタンはたいそう機能的にできていて
弾いている時にはまったくどこに何があるか見えないとは言え、
触ってわかる刻みのついたボタンを頼りに指の位置を探れるし、
F、C、G・・と隣り合わせに5度で並んでいるベースボタンを起点に
メジャー、マイナー、セブンス、ディミニッシュの
一つのボタンで和音が鳴るコードボタンがきちんと並んでいる。

   (蛇腹側)
・・・A   E     B・・・    ベースボタン  (対位ベース・3度上)
 ・・・F    C     G・・・   ベースボタン (基本ベース)
  ・・・FM    CM   GM・・・  コードボタン (メジャーコード)
   ・・・Fm    Cm   Gm・・・   コードボタン  (マイナーコード)
    ・・・F7     C7     G7・・ ・   コードボタン  (セブンスコード)
     ・・・Fdim  Cdim   Gdim・・・  コードボタン (ディミニッシュコード)
      (外側)

マイナーセブンスやハーフディミニッシュとかだって
指の形の組み合わせを覚えてしまえば鳴るから
たとえコードの意味とかがわからなくても、
右手のメロディに合わせて伴奏パターンがいくつかできるようになって
楽譜にコードネームがついていれば、なんとか曲になってしまう。
その上、あれだけたくさんある左手ボタンだけど
出てくる音は1オクターブ内だけなので(同じ音色スイッチだと)
コードの転回形自体にはバリエーションが少ない。

反省、私、その単純さに慣れ過ぎてました。

バンドネオンは右手も左手もすべてのボタンが単音で
左手だけで3オクターブ近くあるので、
(しかも押し引きで違う音が出るから)
ふさわしい音がどこにあるか見つけなければなりません。
ちなみにアコーディオンと同じく側面に付いてるボタンの位置は覗かないと右も左も見えません。

開                     閉

http://www.inorg.chem.ethz.ch/tango/pic/pdf/AA_142.pdf

その時、ようやくメロディがなんとか弾けるようになったけれど
左手は単純なベースラインしか弾けなかった私。
発表会まで半月ほどしかなかったので、音の高低はこの際置いておいて
指で探して押さえられるところにあったボタンでコードを探り
まずはそれを強引に指で覚えることに。

途中レッスンで教えていただいた、
バンドネオンっぽいリズムパターンやアレンジパターンの中から
できることをピックアップして、なんとか4コーラスに膨らませ
イントロ、エンディング付ける。出来た!
で、とにかく弾きたおす。
そして最後の数日は、なるべくひと様に聴いてもらいマインドを鍛える。
という方法で、発表会へ。

結果。
やっぱり、付け焼き刃は付け焼き刃w。
ではありましたが、〆切って大事ですねえ。
追いつめられて弾きこんだおかげで
特に左手、指が真ん中あたりのボタンのどこらへんを押さえているかの感覚が少しできてきました。

つづく。
posted by イワキリエコ | 22:38 | ステージ報告的な | comments(0) | - |
新年から
三が日は新年早々おめでたい二つの場所で弾き初めしてきました。

二日は柏そごうのダブルデッキの入口で楽書家の岐葉さんと
ライブパフォーマンス。
古くからの友人で今は「楽」書家を名乗る彼女と
「らくちゃん」ってあだ名の私との
楽楽コンビでお送りしました。

リベルタンゴに合わせて「情熱」
越天楽〜サリーガーデン〜セシボンで「光春楽楽」(ふふ)
ソロで「阿佐ヶ谷団地」

音に誘われ、そして書の迫力でたくさん足を止めてくださり
ありがとうございました。
CDも完売☆ありがとうございました!





翌三日は我孫子の香取神社で楽香ライブ。
ライブの前には、3人の少女たちがずっと練習していた浦安の舞を舞うということで
楽しみに出かけました。
みんな、ブラボー!

数年前までは、お正月も静かだったこの神社、
「オキクルミ」という地元のグループがお掃除やら朝市やらお話会やらのイベントされて
どんどん綺麗に賑やかになってきました。
この巫女舞も大人たちの愛ある指導の元、たくさんたくさん稽古して大成功。
素晴らしいな。
境内の社務所では「サル展」も開催中で
さまざまな猿達に囲まれて私たちもライブさせてもらいました。
はじめての「いも正月」〜「サワリゴエ」そして「何でもない一日」
途中、オキクルミメンバーと楽香とのセッションもあり
これまたもりあがって。
遠くからのお客さまも駆けつけてくださって本当にありがとうございました。

帰り道、手賀沼の夕焼け綺麗でした。
いただいてきたお供えの鏡餅(デカいみかんちっちゃ)、横にあるのはクリスマスご一緒した加寿子さんにいただいた猿札!
そして、わが家のしめ縄の下で笑門楽香!



笑う門には〜♡

今年もよろしくお願いしますー!
 
posted by イワキリエコ | 00:15 | くらしのこと | comments(0) | - |
あけましておめでとうございます!


笑門来福

あけましておめでとうございます。
今年も変わらず蛇腹も心も開いて
やってくるご縁とたくさん笑って過ごしていきたいと思います。
行き先知れぬ旅に出るようなわくわくする気持ちで。

元旦の光はとても綺麗でした。
2016年もどうぞよろしくお願いいたします。
posted by イワキリエコ | 22:38 | くらしのこと | comments(0) | - |
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